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相続登記とはどういうもの?

相続登記とは、不動産の所有者が亡くなった際に、法定相続人または遺言によって指定された相続人が新しい所有者として不動産登記簿を更新する手続きのことです。この手続きを通じて、不動産の正式な所有権が相続人に移転されます。

相続登記は法的な義務ではありますが、相続発生後すぐに行う必要は法律上定められていません。しかし、相続登記を行わないことにはいくつかの不都合があります。例えば、相続不動産を売却したり、抵当権を設定するための担保として使用したりする場合に、正式な所有者として登記されていないと、これらの手続きができません。また、相続人間でのトラブルの原因となることもあります。

相続登記の手続きを行うためには、登記を申請するための登記申請書や、相続関係を証明するための戸籍謄本や除籍謄本、戸籍の附票など、相続人と故人の関係を示す書類、相続人全員の合意による内容を示した遺産分割協議書、固定資産税評価証明書、印鑑証明書など、さまざまな書類を用意する必要があります。

相続登記は、相続人自身で手続きすることも可能ですが、複雑で専門的な知識が必要とされるため、多くの場合、司法書士に依頼して行います。司法書士は登記手続きの専門家であり、必要な書類の準備から申請までのプロセスをサポートしてくれます。

相続登記は、今後義務化されることになるため、相続が発生した場合、まずは司法書士などに相談することをおすすめします。

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